社労士開業失敗の反省から学んだこと

社労士とは何か、定義、開業成功社労士の業務、起業とは何か、開業準備の全体像、顧問先を着実に開拓できる仕組み、他

2021-01-01から1年間の記事一覧

全ての法律の原点

全ての法律(ルール)は何に基づいて作成されているのでしょうか? 全ての法律は、憲法を原点とした法規に基づいて作成されています。 このため、憲法とは、日本国のあるべき姿「理想と目的」を定めた最高法規なのです。 法規とは、憲法、法律、政令、省令、…

社労士のあるべき姿

社会保険労務士はどうあるべきなのか、社会保険労務士のあるべき姿(理想と目的)について考えてみました。 先ず、社会保険労務士に限らず、あらゆるビジネスは、顧客からの信頼と支持(好感)の上に築かれるものだと思います。 このため、信頼できない社会…

開業成功社労士Web抽出法

インターネット上には膨大な数の社労士事務所のWebサイトが存在しますが、この中から開業成功社労士のWebサイトだけを抽出できれば、 開業成功社労士の取扱業務は、現状を調査分析できるはずです。 そして「社労士の業務」は、社労士法第二条に規定さ…

社労士法第二条(社労士の業務)要約

大変複雑なうえに曖昧な社労士法第二条(社労士の業務)は、ほとんど誰も理解できないためか、その全体を要約したものを私は見たことがありません。 そこで、理解はできなくても最大限分かり易く、以下に全体を要約してみました。 社会保険労務士は、次の<…

どうすれば売れるのか

先週は、私の終活に伴う高齢者施設への引っ越しがあったのですが、予想もできないトラブルの連続で、約束の今日のテーマを書けませんでした。 期待して待っていてくれた方もいたようですので、謹んでお詫び申し上げます。 さて、先ずは先々週の復習になりま…

なぜ売れないのか

中小企業庁の「倒産状況」の中の「原因別倒産状況」によりますと、 中小企業が倒産する原因は、昔からその大部分(約7割)が「販売不振」だそうです。 つまり、大変多くの中小企業が、商品が売れないために倒産に追い込まれているのが現実です。 これを、社…

社労士試験合格後から開業までの流れ

今日は、社労士受験生にとってドキドキの社労士試験合格発表日ですね。 結果は概ね分かっていると思いますが、発表を見るまではどうしても落ち着きません。 今回は、社労士試験にめでたく合格し、開業を考えている方のために、社労士試験合格後から開業まで…

開業の基礎

社会保険労務士試験の合格発表がいよいよ来週に近づいてきましたので、先ずは社労士の開業について、厳しい現実の話をしておきたいと思います。 これは、弁護士や公認会計士の場合でも同じだと思いますが、独立開業の現実は極めて難しいもので、誰でもできる…

社労士試験「合格の秘訣」

社会保険労務士試験は、一発合格を目指して、1年間の受験勉強で合格するつもりで勉強すべきだ、と言われていると思いますが、 私の場合、社会保険労務士試験は4回目の受験でようやく合格しましたし、実際は、3回目か4回目で合格する方が多いように思いま…

労働社会保険諸法令とは何か

社会保険労務士試験は、労働社会保険諸法令(社会保険労務士法第二条第一項第一号)の詳細な知識が十分にあるかどうかを問う試験ですので、 そもそも「労働社会保険諸法令とは何か」について、私の考えを整理してみました。 労働社会保険諸法令は、憲法が規…

社労士事務所の広告宣伝

ほとんどの社会保険労務士は、営業の実務経験がなくても、営業の重要性というものを知っているだろうと思います。 しかし、ほとんどの社会保険労務士は、起業や広告宣伝の実務経験がなければ、広告宣伝の重要性というものを知らないだろうと思います。 とこ…

経営者と従業員の仕事

私は会社員(従業員)として長く仕事をしてきましたが、その当時は、経営者の仕事について深く考えることはほとんどありませんでした。 しかし、自分が社会保険労務士事務所の開業に失敗したときは、あらためて経営者の仕事というものについて深く考えさせら…

事務指定講習の受講は止めよう

社労士法等によりますと、連合会の事務指定講習は、厚生労働大臣の認定を受けて「2年以上の実務経験」に代えて実施するものですので、 実務経験がなくても連合会の事務指定講習を受講すれば、社労士試験合格者は社会保険労務士になれる、とされています。 …

社労士は食える資格か?

ズバリ! 社労士は食える資格です。 世間一般にはあまり知られていませんが、社会保険労務士は、企業との顧問契約と併せて「給与計算代行」も受託することによって、弁護士や公認会計士と同様に、年収3千万円以上の安定継続収入が可能な国家資格です。 ただ…

私の終活

今世間はコロナ騒動で大変なことになっていますが、既に高齢で人生の終盤を迎えている私は、コロナに感染したら、1か月程度で死ぬ可能性が高い、と思いますので、いわゆる終活をすることにしました。 もっとも終活と言っても、私が死んだときだけではなく、…

社労士事務所の日常的な仕事

いよいよ明後日(22日)は、年に1回の社会保険労務士試験ですね。 社会保険労務士受験生の方には、試験以外のことは考えずに試験に集中して欲しいので、 ここから先は読まないで、試験終了後のお楽しみにして受験勉強に戻ってください。 既に社会保険労務…

特定社会保険労務士とは

社会保険労務士とは何か、という問いに、社会保険労務士の業務をごまかして曖昧にしたままでは、分かり易い適切な解答ができません。 それと同様に、特定社会保険労務士とは何か、という問いに対しても、特定社会保険労務士の業務をごまかして曖昧にしたまま…

社会保険労務士の職責

社会保険労務士試験は、労働社会保険諸法令の詳細な知識が十分にあるかどうか、を問う試験ですので、 社会保険労務士は、労働基準法をはじめとする労働社会保険諸法令の専門家だ、と考える方が多いと思います。 その考えは、社会保険労務士が、例えば、予備…

社労士法第二条の要約

社会保険労務士の業務は、社労士法第二条に規定されていますが、大変複雑なうえに曖昧な条文ですので、社労士を含めてほとんど誰も理解できないのが実情だと思います。 このため、社労士法第二条を理解するために時間やお金を費やすのはもったいないので、止…

所得税住民税の給与計算概要

社会保険労務士が行う給与計算の大部分は、労働社会保険諸法令に基づいて計算しますが、 所得税(国税)と住民税(地方税)だけは例外で、 所得税については、所得税法(給与所得)に基づいて、給与計算の中で年末調整を含めて実際に計算し、給与から控除し…

開業成功社労士のネット検索方法

私はネット検索で現状調査をした結果、開業成功社労士は例外なく企業との顧問契約と併せて「給与計算代行」を受託しています、と言ってきましたが、 その「確かな根拠」として、開業成功社労士事務所のWebサイトだけを、ネット検索で抽出する方法をここで…

社労士試験は暗記力の試験?

社会保険労務士試験は、暗記力の試験だという方がいますが、私は少し違うと思います。 社会保険労務士試験が、テキストや過去問等に記載されている「既知の問題」だけが出題される試験なのであれば、確かに暗記力の試験なのだと思いますが、 社会保険労務士…

東大合格法

皆さんは、偏差値30台の落ちこぼれ高校から東大合格者を輩出させるテレビドラマ「ドラゴン桜」(TBS日曜劇場21:00~)を見ていますか? 明後日の日曜日がいよいよ最終回ですが、私はこの歳になっても胸をワクワクドキドキさせながら毎週見ています。 …

社会保険労務士の再定義

今までは、社会保険労務士の業務(社労士法第二条)が不明確だったため、 社会保険労務士の業務をごまかして曖昧にしない社会保険労務士の定義にこだわってきましたが、 もっと一般的に分かり易い定義にするため、 社会保険労務士の業務に加えて目的(社労士…

70歳で人生を振り返る

私は今まで、ただひたすらに前を向いて、目的や目標を追いかけて生きてきました。 そうしましたら「光陰矢の如し」と言いますが、時間がたつのは早いもので、人生は「あっ!」という間に終盤を迎えていました。 私は今、70歳の古希を過ぎて、人生を振り返…

社会保険労務士試験の特徴

社会保険労務士試験は、労働基準法をはじめとする労働社会保険諸法令について、択一式(70問350題70点満点)と選択式(8問40題40点満点)の問題が出題されます。 注)試験科目その他社労士試験についての詳細は、社会保険労務士試験オフィシャル…

社会保険労務士の年収

これは大変衝撃的な事実ですが、社会保険労務士は、弁護士や公認会計士と同様に、年収3千万円以上の安定継続収入が可能な国家資格です。 ところが、大変残念なことに、 大変多くの社会保険労務士が、顧問先を全く開拓できないか、たまたま開拓できても顧問…

起業するには

起業について色々ネットで検索してみますと、 検索結果の上位に「起業は簡単だ」という多くの情報が表示されます。 しかし、これは、起業に必要な「法的手続き」のことしか考えていない人の「誤った情報」ですので、これを鵜呑みにはしないようご注意くださ…

社労士事務所の経営戦略

戦略とは、元々は「戦争に勝つための策略」のことを言っていたようです。 それがビジネスの成功に応用されて、経営戦略になったのだと思います。 ビジネスの成功は、経営目標の実現によってもたらされますので、 経営戦略とは、一般的には現状から経営目標を…

社労士営業のコツ

社労士の営業とは、給与計算や労働社会保険の届出、労務相談による助言指導などの販売商品を、今すぐ強く必要としている事業主(見込客)に売ること、だと思います。 しかし、この考えは、突き詰めて考えれば、確かに正しいと思うのですが、 この考えをスト…