社労士開業失敗の反省から学んだこと

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社労士試験は暗記力の試験?

 社会保険労務士試験は、暗記力の試験だという方がいますが、私は少し違うと思います。

 社会保険労務士試験が、テキストや過去問等に記載されている「既知の問題」だけが出題される試験なのであれば、確かに暗記力の試験なのだと思いますが、

 社会保険労務士試験では、次の2種類の問題が出題されます。

 1)テキストや過去問等に記載されている「既知の問題」が全体の6~7割程度出題されます。
 2)テキストや過去問等には記載されていない「未知の問題」が全体の3~4割程度出題されます。

 そして、社会保険労務士試験の合格基準点は、総得点と科目別基準点で、それぞれ概ね65%以上が合格最低点です。

 ところが、毎年、総得点では合格最低点をクリアしているのに、科目別基準点が1点不足して社労士試験に不合格になる者が多数存在します。

 その原因は、本番の社会保険労務士試験では、特定の「未知の問題」1問で正解しないと科目別基準点に1点不足するようになっているからです。

 これは、社会保険労務士試験が、「未知の問題」の出題で、暗記力だけを問う試験なのではなくて、思考力・判断力も問う試験になっているからです。

 つまり、受験用テキストや過去10年分の過去問等をまんべんなくしっかりマスター(理解して暗記)するのは、総得点で合格最低点をクリアするための前提で、

 それだけで合格できる確率は20~25%(4~5つの未知の選択肢の中からあなたが正解を選択する確率)程度だということです。

 社会保険労務士試験は、受験用テキストや過去10年分の過去問等をまんべんなくしっかりマスターするだけでも1年以上かかりますが、さらに、特定の「未知の問題」1問に正解しないと合格できないところに難しさがある試験なのです。

 この「未知の問題」に対しては、自分のあらゆる知識を総動員して「何が正しいのか」「何が重要なのか」「何故か」を論理的によく考え、正解にたどり着く思考力・判断力が要求されているのだと思います。

 このため、社会保険労務士試験は、暗記力に加えて、思考力・判断力も要求される試験なのだと思います。

 この社会保険労務士試験の特徴を正しく押さえて、社会保険労務士試験合格の秘訣を知りたい方は、

 ウエブサイト「社会保険労務士/社労士とは定義」を参照してください。

 社会保険労務士や社労士受験生の方のご健闘をお祈り申し上げます。

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