社労士開業失敗の反省から学んだこと

社労士とは何か、定義、開業成功社労士の業務、起業とは何か、開業準備の全体像、顧問先を着実に開拓できる仕組み、他

社会保険労務士の「経営戦略」とは

 戦略とは、元々は「戦争に勝つための策略」のことを言っていたようです。

 それがビジネスの成功に応用されて、経営戦略になったのだと思います。

 ビジネスの成功は、経営目標の実現によってもたらされますので、

 経営戦略とは、一般的には、現状から経営目標を実現可能ならしめる「方策」のことを言います。

 これを、もう少し具体的に言い換えて、

 経営目標は、一般的には売上や利益で表しますので、実現したい売上や利益を長期的に獲得できる「方策」、即ち、安定継続的に「商品が売れる仕組み」のことを、社会保険労務士の「経営戦略」と言うことにします。

 また、「経営戦略」は、一般的には「選択」「差別化」「集中」で考え、選択した分野でナンバーワンまたはオンリーワンになること、強みを活かして弱みを克服すること、が定石とされています。

 中でも「選択」が最重要で、「選択」は一般的には「商品」「地域」「顧客」の選択を考えなければならない、と言われています。

 そして、社労士の「商品」の選択については、既に明らかにしていますので、あとは社会保険労務士の「地域」と「顧客」の選択です。

 先ず「地域」の選択については、顧問先への定期訪問が欠かせませんので、定期訪問が容易な社労士事務所と原則同一県内ということになると思います。

 なぜなら、最近は、ネット会議も可能になりましたが、やはり実際に事業主と会って生のコミュニケーションをすることに優るものはないからです。

 「顧客」の選択、即ち顧客ターゲットの選択については、選択を誤ると、顧問先をほとんど新規開拓できないだけではなく、社労士事務所は着実な安定成長ができなくなります。

 このため、先ずは「どのような事業主を顧問先のターゲットにするのか」が大切で、それは、社労士事務所の商品を今すぐ強く必要としている事業主はどのような事業主なのか、を発見することが重要です。

 従って、多くの社労士が興味を集中させてしまう、飛び込み営業、電話営業、DM(ダイレクトメール)、FAXDM、セミナー営業等のいわゆる「顧問先開拓のノウハウ」よりも、「顧問先のターゲット」が開業成功の鍵になりますのでご注意ください。

 そして、あらゆるビジネスの成長発展は「経営戦略」なくしてあり得ないですし、「戦略なきは座して死を待つがごとし」と言いますが、社労士事務所の適切な「経営戦略」を開業準備できていなければ、実際には顧問先をほとんど開拓できないから最重要なのです。

 逆に、社労士事務所の適切な「経営戦略」さえ策定できてしまえば、社労士の人格や他にも「開業準備すべきもの」はありますが、必要な知識を整備さえすれば、開業成功がほぼ間違いなくなるから最重要なのです。

 多くの社会保険労務士が、開業しても顧問先を開拓できないのは、経営者としての知識や経験がないため、社会保険労務士事務所の適切な「経営戦略」を開業準備できていないからです。

 つまり、社会保険労務士事務所の適切な「経営戦略」なくして開業成功はありませんし、適切な「経営戦略」は本物の開業成功を可能ならしめるものだから最重要なのです。

 ただし、開業した社会保険労務士事務所が、実際にどれだけ顧問先を新規開拓できるかどうかは、「経営戦略」だけではなく、「開業準備すべきもの」の1つひとつのでき上がり具合の良し悪しで決まります。

 社会保険労務士の業務や試験、開業等について、真実を知りたい方は、

 ウエブサイト「 社会保険労務士/社務士定義」を参照してください。

 社会保険労務士や社労士受験生の方のご健闘をお祈り申し上げます。

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