社労士開業失敗の反省から学んだこと

社労士とは何か、定義、開業成功社労士の業務、起業とは何か、開業準備の全体像、顧問先を着実に開拓できる仕組み、他

善とは何か、悪とは何か、お金より大切なもの

 人間は、自分の環境の中で「自分の欲求に基づいて行動や思考をする」生き物ですので、人間は本質的に原則「利己」なのだと思います。

 ただし、本質的に利己的な人間(自己中)は「悪」でも「善」でもなく、

 人間の利己的かつ害他的な行動や思考が「悪」なのであって、人間の利己的かつ利他的な行動や思考は「善」なのです。

 このため、表面的には利己的かつ利他的な行動や思考のように思えるけれど、その裏では利己的かつ害他的な行動や思考をするのは「悪」なのです。

 これは、世間一般によくある騙し(だまし)ですが、人間は騙せても、神を恐れぬ大変愚かな行為であることを肝に銘じておかなければなりません。

 整理しますと、「善」と「悪」は次のように定義できると思います。

 善とは「利他」の行動や思考をすること
 悪とは「害他」の行動や思考をすること

 このため、人間の生き方には、基本的に次の2通りの生き方があります。

 (1)善人の生き方=「利己かつ利他」の行動や思考をする生き方
 (2)悪人の生き方=「利己かつ害他」の行動や思考をする生き方

 勿論、これ以外の人間の生き方も考えられますが、レアケースですので、ここでの説明は省略させていただきます。

 私たちは死後、生前の善行と悪行の大きさに応じて、相応の報い(因果応報)を受けることになると思いますので、

 死後天国や極楽浄土へ行きたいのであれば、当然「悪人の生き方」は避けて、みんな「善人の生き方」をするべきなのだと思います。

 しかし人間は、自分と他人を較べて他人に対して妬み(ねたみ)・嫉み(そねみ)・恨み(うらみ)という心理が働きますから、

 私たちは、つい「悪人の生き方」をしてしまうことをよくよく自覚し、注意して生きなければいけないのです。

 注)妬み(ねたみ):他人が羨ましくて腹立たしく思う「怒り」の感情
   嫉み(そねみ):他人が羨ましくて憎らしく思う「憎しみ」の感情
   恨み(うらみ):他人からの仕打ちに憤って「仕返し」を望む感情

 このような考えに対して、いや!人間は死んだら「無」になる、という考えもあると思いますが、この考えは反社会的で大変危険です。

 なぜなら、この考えを安易に容認してしまいますと、私たちは死後、生前の悪行が裁かれないことになりますので、

 妬み・嫉み・恨みという心理が働きますと、分からなければ、或いは、証拠を残さなければ、人間はどんな悪行でもしてしまうことになるからです。

 そうしますと、この世は住みにくい地獄になってしまいますので、この考えはこの世に住む私たちにとって原則「禁断の考え」なのです。

 ただ例外として、自分の死に直面して恐怖を感じている人が、救いを求めて考えることは容認されるべきだろうと思います。

 また、死後のことは断定できませんが、物理学上、私という「有」が「無」になることはあり得ませんし、

 肉体(物質)は滅んでも、アインシュタイン特殊相対性理論(E=mc²)から、目には見えないエネルギー「魂」として存在し続けるのだと思います。

 ところで大変残念ですが、政治家はお金で買えるという現実があるそうで、

 いま世界は「お金が世界を支配する」という愚かな拝金主義(資本主義)が蔓延し、世界の平和が乱されているように思えてなりません。

 日本は「明治」以降、プロパガンダという政治的な嘘(うそ)と私たちの(国家間の)妬み・嫉み・恨みという心理が悪用され、私たちは戦争(国家間の殺し合い)という拝金主義者のグローバルなお金儲け(膨大な軍事費から得られる利益)に、利用され続けてきたのだと思います。

 <参考> 戦争プロパガンダ10の法則 アンヌ・モレリ(著)

 私たちは、もうその手に乗せられて、戦争をするのは止めましょう。

 この世においては、お金の大切さを否定はしませんが、死後のことも考えますと、お金よりも大切なものがあるのです。

 それは、私たちの行動です。

 なぜなら、私たちが死んだら、あの世まで持っていけるのは、この世で何をしたのか、しなかったのか、生前の私たちの行動実績だけだからです。

 お金はあの世まで持っていくことができませんし、地位や名誉、生前の私たちの知識や経験も持っていくことができません。

 そして、生前の私たちの行動は、嫌でもあの世まで、来世までと、永久に私たちに付いてまわり、宇宙全体を貫く「原因と結果の法則」が適用されて、

 生前の行動(原因)が私たちの死後の結果(因果応報)になるからです。

 従って、私たちは、死後のことまで考えて、自分の妬み・嫉み・恨みという心理によくよく注意し、利己的ではあっても、利他の行動(善行)をして生きなければならないのです。

 昔から「武士は食わねど高楊枝」と言いますが、その本当の意味は、

 武士(侍)は、お金よりも大切なものがあることを知っていて、お金が無いことを理由に誤った行動(悪行)はしない、という意味だと思います。

 武士(侍)は切腹をしますが、お金よりも、自分の命よりも自分の行動が大切だ、という極めて強い信念を持っていたのだと思います。

 私たちは武士(侍)ではありませんが、死後あの世で、来世で、後悔することがないよう、正しい行動(善行)をしなければならないのです。

 そうは言っても私たちは、死後「無」になるのか、目には見えないエネルギー「魂」として存在し続けるのか、それともそれ以外の道があるのか、どれが正しいのかはやはり断定できません。

 しかし、死後どうなっても、後悔しないように生きなければなりません。

 この世のことしか考えていない愚かな拝金主義者は、死後あの世で、来世で、生前の行動を酷く後悔する可能性が高いのだと思います。

 社会保険労務士/社労士とは何か、その定義や真実を知りたい方は、
 ウエブサイト「社会保険労務士/社労士定義」を参照してください。

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