全ての社会保険労務士を対象として「2024年度社労士実態調査の結果」が、全国社会保険労務士会連合会から11月8日にプレスリリースされていますので、ポイントを整理してみました。
なお、本調査は、今後5年に1回、定期調査を実施する予定だそうです。
調査の結果から、社会保険労務士はこれから大変有望な国家資格ですが、弁護士や公認会計士と同様に、独立開業には大変厳しい現実もある、ということだと思います。
<調査概要>
調査期間:2024年4月24日~6月9日
調査対象者:すべての社労士(45,401人)
調査方法:郵送配付、Web回答(郵送にてWeb回答画面のURL、ログインIDとパスワードを配付する方法)
回収状況:有効回収数:25,408人 有効回収率:56.0%
<調査結果のポイント>
回答しなかった者が半数近くいますので、回答しなかった者は、なぜ回答しなかったのか、その厳しい理由を想像しながら回答者のポイントを理解する必要があると思います。
平均年齢は55.5歳 女性社労士の割合は全体の35.1%
開業社労士は、中小企業・小規模事業者中心に支援
勤務社労士は、大企業を中心に活躍
開業社労士事務所の売上は平均値 約1,658万円、中央値は550万円
1,000万円未満が全体の6割程度いるが、1,000万円以上が3割強であり、中には1億円以上売り上げる開業社労士が2%程度存在する。
社労士1人での事務所経営が5割強 平均従業員総数:2.7人
1事務所あたりの契約顧問社数は平均:33.2社
30歳前後で開業した場合の事業拡大イメージは、開業5年未満600万円、開業10年未満2,800万円、開業10年以上2,700万円
多くの開業社労士が専門家としての責任と社会貢献性を感じながら活動
自由な働き方が可能となる一方、経営者としての覚悟も必要
とのことです。
<社会保険労務士の実像>
以上の結果から、開業成功者がかなり存在する一方で、多くの社会保険労務士が開業失敗をしていますが、その原因は、主に次の2つだと思います。
先ず1つは、多くの社会保険労務士が「社会保険労務士とは労働社会保険諸法令の専門家だ」と考えて、労働社会保険諸法令の知識の維持や充実ばかりにこだわってしまい、社会保険労務士の業務、即ち、企業の給与計算を中心とした人事労務の専門知識や実務経験を十分に保有していないためです。
もう1つは、多くの社会保険労務士が会社員や公務員等として限られた少数分野の業務経験しか保有していないため、社会保険労務士事務所の経営者として、広告宣伝担当者として、IT担当者として、営業担当者として、経理担当者としての、非常に幅広いバランスが取れた本質的基礎知識(原理原則の知識)や経験が不足しているからです。
即ち、多くの社会保険労務士は、開業準備の全体像と社会保険労務士の業務を知らないため、1年程度の安易な開業準備をし、顧問先を全く開拓できないか、たまたま開拓できても着実に継続的に開拓できずに、廃業に追い込まれているのが多くの社会保険労務士の実像なのだと思います。
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真実を無料で詳しく知りたい方は、ウエブサイト「社会保険労務士/社労士とは何か」を参照してください。
今後の方針と適切な計画検討に、きっとお役立ていただけると思います。
社会保険労務士や社労士受験生の方のご健闘をお祈り申し上げます。
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