世間一般では、弁護士や公認会計士等の難関国家資格を取得すれば、簡単に開業成功できる、などと言いますが、その考えは誤りで、
社労士よりはずっと少ないと思いますが、弁護士や公認会計士でも開業失敗者は多数存在するのが実情です。
開業成功が難しいのは、社労士も弁護士や公認会計士等も同じなのです。
そして、開業成功のポイントの1つは、
あなたが描いている「開業準備の全体像」が明確で「漏れ」や「不備」がないかどうか、にあります。
あなたが描いている「開業準備の全体像」が不明確で「漏れ」や「不備」がありますと、あなたの開業成功は極めて難しくなるのです。
それを踏まえて、社労士試験合格後、個人の社会保険労務士事務所を開業するためには、何を、どのような手順で準備しなければならないのか、を考えてみますと、
次の6ステップが、最低限必要だと思います。
1.必須知識の整備
(1) 専門分野の知識整備
(2) 専門分野以外の知識整備
2.2年以上の実務経験(必須)
※ 知識があっても適切な実務ができない社労士は廃業に追い込まれるため
3.各種開業準備作業
4.連合会の社労士名簿登録手続き
5.自宅住所管轄税務署への「個人事業の開業届」提出
6.祝!開業
ただし、項番2と3については、並行準備可です。
以上が「開業準備の全体像」の「全体像」ですが、特に、何が必須知識なのか、何を開業準備しなければならないのか、に「漏れ」や「不備」があるとあなたの開業成功は極めて難しくなります。